栄養士転職活動始めてみた3

仕事探しをしているうちに自分は本当に管理栄養士として働きたいのだろうかと彼女は疑問に思った。なぜ管理栄養士の資格を取ろうと思ったのか。

彼女が小学生の時、Mさんという憧れの友達がいた。Mさんみたいになりたくて、Mさんが通っている英会話教室に通いたいと親にお願いし、通うことになった。小学5年生のMさんが英検5級を合格したと聞き、私も同じく5級を受けてみたが、全く解けず受からなかった。英語が分からない自分が悔しくて中学時代に英語の授業はしっかり聞き、中学2年生で英検3級に合格することができた。できるようになると英語が好きになり、英語コースのある高校に進学。将来は英語を使った職業に就きたいと思うようになった。卒業後の進路を英会話教室の先生であるK先生に相談した。「英語だけできても、働くのは難しい。プラスアルファのものを身につけた方がいい。」と言われ、自分のプラスアルファを探してみた。小学生の頃からニキビに悩んでいたこともあり、健康=ニキビ治る=いいことだと思っていて、健康関連から栄養学には興味があった。また祖母から健康に良い食事について聞いていたこと、そのころ反り腰のために通っていた整骨院のおじさんから、管理栄養士の知人が昔はニキビたくさんあったが、管理栄養士になってからニキビがなくなり綺麗な肌になったという話を聞き、管理栄養士を自分のプラスアルファにすると決めた。そして管理栄養士の育成過程のある大学に進学、卒業し、管理栄養士として給食委託会社に入社した。彼女がこの会社を選んだのは、就活アプリで「英語」と「管理栄養士の資格」と入力検索したところ唯一ヒットした会社であったからだ。

振り返ってみると彼女はあることに気づいた。自分は人からカッコイイと思われる自分になりたくて、英語を勉強し、栄養のプロフェッショナルである管理栄養士の国家試験の勉強をしていたと。

自分は小さいころ何をすることが楽しかったのか。友達と鬼ごっこやおままごとは好きじゃなかった。1人で折り紙や絵を描いたり、手芸をすることが好きだった。何を作るのか何を描こうかを考えることも好きだった。ただそんな自分は地味で、Mさんのようにカッコよくないと思い、遠ざけるようになった。

昔を思い返し、ぼんやりと転職先の会社ではクリエイティブなことができるところがいいと思って転職アプリを見ていると「Webデザイナー」という職業に出会った。WebデザイナーがWebサイトを作る仕事であることが分かった。やってみたいと思い、3人の友人に相談してみた。3人とも賛成ではなかった。今の会社に就職してまだ1年も経っていないこと。資格を使わないのはもったいないこと。彼女がITの分野に関して無知であったこと。ただ彼女は友人たちと話していても、クリエイティブな仕事をしてみたいという気持ちななくならなかった。3人のうちの1人も転職活動をしたことがあり、その時転職エージェントを利用したという。彼女にも転職エージェントを利用するのはどうかと提案した。1人で悩んでいても拉致があかないし、Webデザイナーとして派遣会社ではなく本社で働きたいが、職種・業種未経験OKの会社は自分で探した中では派遣会社しかなかったので、職種・業種未経験OKかつ本社勤務である会社を転職エージェントに紹介してもらえないかと思ったので、転職エージェントを利用することにした。そして、2022年1月26日に転職エージェントであるTさんと面談することになった。